2023/09/20 00:52


DCF(ダイニーマコンポジットファブリック)を使った製品はOINARY GEARでも取り扱っていますが、このマテリアルは完全無欠というわけではなく、いくつかの弱点があります。


まず、熱に弱い。


MYOGを始めた当初、糸のほつれ止めにライターで炙ってしまい、生地がギュンっと縮んでしまった覚えがあります。


車内にこのDCFウォレット置いていることが多いのですが、車内温度がら50度くらいになっても縮んではいないので、そのくらいなら大丈夫…だと思います。


次に、縫製はあまり細かくできないこと。


細かい針数(糸の間隔)で縫ってしまうと、切り取り線のような役割になってしまい強度が下がってしまいます。


なので、ある程度長い間隔を取る必要があるので強度は少し落ちます。熱圧着などならより強度を高められそうですが、家内制手工業だと難しいです。


最後に、シワ。


これは弱点でもあり、このマテリアルの特性でもあるのですがシワが非常にできやすい。一度ついた折り目はアイロンもできないので直りません。


ただ、その変化を味として楽しめる素材でもあります。


これから自分でもいろいろフィールドテストを行なって、またいろいろ発見できたらと思っています。